今回のお知らせは塾生募集についてではなく、新型コロナウイルス感染症についてです。
塾生でない方もぜひご覧下さい。 (塾生は既にニュースレターとして詳細版をお配りしています)
健康状態がすぐれなければ勉強もままならない。学力向上には、「精神的な健康」、「肉体的な健康」、「良い価値観の方向性」こういった条件が必要になります。
塾には一定の社会的役割、社会貢献が必要であり、ただ勉強さえ教えていれば良い訳では無いと考えます。そこで今回は感染が広まっている新型コロナウイルス感染症について必要な対策・情報等をお伝え致します。様々な情報源から重要な情報を集めまとめましたのでぜひご覧下さい。
現在、新型コロナウイルス感染症は広がり大変なことになっていますので、皆様方のご健康をお祈り申し上げます。
4月10日、神奈川県は休業要請の業種を発表しました。学習塾も休業要請の業種に含まれていますが、床面積1000㎡未満で十分な感染対策を施していれば対象外となります。当塾はその床面積1000㎡未満で感染症対策を徹底的に行っている学習塾ですので、休業要請の対象外となっています。そういう理由だけではありませんが、現在平常授業を継続中です。しかしながら、今後、「平塚市や県内の感染者数がさらに増えて授業を継続すべきでない」と判断しましたら、県からの休業要請が無くても自主的に休校にする可能性・用意はございます。
当塾では新型コロナウイルス感染症を理由に休校したことはなく、現在いつも通り授業を行っております。今の所ですが、塾を休みにしないと判断した理由は以下の通りです。
★学校ではかなり大勢の生徒が教室に密集しますが、当塾では人数の割合に対しての教室は広いので、各生徒が距離を取って過ごす事が出来ます。例えば、教室定員の半数やそれ以下のクラス人数で授業を行っています。(屋内密集には当たらない)また、下記(緑字)のような様々な徹底した感染防止対策により、平穏に授業を行うことが可能であると判断しています。
★上記の内容に加えて、学校が長期の休みに入るとその期間の学習内容の習得にマイナス面が生じるために、塾で、学校の学習指導内容が欠けてしまった分を補う必要があると判断しました。
※ただし、今回のような事象では各家庭の価値観や考え方の違いもあると思います。ですので、各ご家庭の判断で欠席された場合は、後々振替授業を行うことが出来るようにしています。ご協力とご理解をお願い申し上げます。(塾生向けにお伝えした「お知らせ」から)
以下、新型コロナウィルス・インフルエンザ対策を実行しています。↓
★塾にある玄関ドアノブ、各教室のドアノブ、机、イス等は全て毎日消毒殺菌を行っております。
★来塾時に生徒には必ず両手の消毒殺菌とウガイ薬によるうがい(どちらも塾に常備されています)をしてから授業を行うようにしています。(講師にも手洗い消毒・うがいを徹底しています)
★教室は広く少人数制なので、生徒間の距離を十分取るようにして授業を行っています(満席状態を避けて、席を1つ置きに座るように指示。「狭い屋内空間に密集」には当たりません)
★休み時間でもお互いの距離を取って行動するように指示しています(休み時間も生徒の行動をチェックしている)。
★来校時など塾の出入り口付近の行動や塾前の自転車置き場での行動でさえもお互いの距離を取って行動するようチェック・指示しています
★先生が丸を付ける時も生徒との距離を取って丸付け解説をしています。(例えば、生徒の机の上にあるプリントは、そのままの状態で丸を付けず、一旦プリントやテキストを生徒から預かり別の場所で丸を付けてから返す等)
★教室の換気を定期的に行っています。(窓を開け、換気扇を稼動している)
★感染症対策に必要な情報を詳しく「お知らせ」に載せてアドバイスを行っています。(下記に載せた様な内容プラスアルファ)
★生徒に日常生活に関する感染症対策のアドバイスを具体的にしています。
★発熱や頭痛などの症状がある生徒は必ず塾を休むようにお伝えしています。
災害や病気などに対応するには情報が一番大事になるのは言うまでもありません。当塾ではその情報を徹底的に調べて塾内やニュースレターなどでお伝えしています。しかし、本来そういう大切な情報は多くの人々が知る必要があると思います。そこで、ネット上、塾のホームぺージではありますが、今回は新型コロナウイルス感染症情報をお伝え致します。
緊急・特集 : 新型コロナウイルス対策
当塾の塾生にお渡ししているニュースレターより引用してお伝えします。ニュースレター上の情報は多く全ては載せきれませんので、一部を抜粋してお伝えします。
よく耳にする「新型コロナウイルス感染症」の名称は「COVID-19」と言いますが、これは感染症(感染した時の症状)の事を指す言葉であり、新型コロナウイルス自体の正式名称は「SARS-CoV-2」と言います。
4月5日現在、世界の感染者は111万755人。死亡者は6万1264人。日本は感染者4,208人。死亡者は95人です。
基本的なお話として、新型コロナウイルスは新しいウイルスなので私達は基礎的な免疫がない事から、インフルエンザよりも掛かり易いという意識を持つ事が大切です。
口や鼻から感染するというのは、多くの方々も認識されていると思いますが、目や傷口はどうでしょうか?目の粘膜は非常に感染の防御が弱いので、飛沫が相手の目に直接入ると感染する恐れがある。ゆえに、検査をする医師はフェイスガード(ゴーグルのようなもの)を付けて検査しますよね。結膜炎患者の涙からウイルスの陽性反応が見つかったという報告もある。目からも感染の危険はあります。手や顏、喉の洗浄だけでなく目の洗浄もした方が良い。
では、傷口からはどうか?新型コロナウイルスの場合は現段階では傷口から感染する可能性は低いと考えられています。(HIV感染など他のウイルスは傷口から感染する場合がある)これは、ウイルスというのは侵入門戸〈入り口〉や好きな細胞が決まっているので、それ以外の所から感染する可能性が低い事による
感染経路
★飛沫感染・・・感染者の咳やくしゃみによる飛沫と一緒に放出されたウイルスを口や鼻から吸い込むことによる感染
★接触触感染・・・感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手でドアノブ、スイッチ、電車バスのつり革などに触れてウイルスが付き、別の人がその物に触ってウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触って粘膜から感染します
新型コロナウイルスは糞便中にも排出されるので、トイレ排水後の汚染した水のエアロゾル化(飛沫よりも小さい粒子が空気中を漂う)に対しても注意する必要があります。(最近、モールやレストランなどでもエアジェットタオルが使用禁止になっているのもこういう理由ですね)
感染対策のポイント・まとめ
(新型コロナウイルスの特徴)
1 感染対策の基本は飛沫・接触予防対策である
ゆえに以下2番以降の点に注意する
2 咳などの症状がない人との濃厚接触でも感染する可能性がある
(感染しても症状が出ない人や軽症の人もいるため)
ゆえに人との距離を取る。手洗い、うがい、目の洗浄等を徹底する
3 通常のインフルエンザよりも感染率が高い
ゆえに日頃の行動に注意する。人ゴミに行かない。人との距離を取る。換気をよくする。
4 通常のインフルエンザよりも固体の表面で長時間生存できる。空気中に数時間浮遊している
ゆえに物の洗浄が必要。換気をよくする
5 通常のインフルエンザよりも潜伏期間が長い
ゆえに感染してないと思って3密の場所に行かない
6 基礎疾患(高血圧、糖尿病など)がある方や高齢の方は重症化しやすい
ゆえに上記の方が疑わしい症状が出た場合は早目に検査をした方が良い
※ しかし、最近は乳幼児も重症化しやすいことが分かって来た。子供の感染例も増えています。また、若者が重症化するケースもある。
7 症状が短期間(短時間)で悪化し重症化したり、重症化した後に死亡するまでの期間(時間)が短いケースがある (重症化すると治っても後遺症が残ることもある)
ゆえに疑わしい症状が出た場合は早目に検査をし陽性が出たらいち早く治療をすべき
8 新型コロナウイルスは活性界面剤に弱く、消毒用アルコールが有効
ゆえに手指衛生,環境消毒を徹底して行う
9 涙や眼分泌物にもウイルスが含まれている可能性がある
ゆえに日頃から目の洗浄もした方が良い
10 味や匂いがしなくなるケースがある。
ゆえに味や匂いの異常が見つかったら、他の症状も合わせてチェックする。(医師に相談するなど)味やにおいがしなくなるだけでは判断は出来ない
11 新型コロナウイルスは糞便中にも排出されることが明らかになっており,トイレ排水後の汚染した水のエアロゾル化に対しても注意する必要がある
ゆえにトイレの洗浄や換気が重要になる(スイッチなど手に触れる箇所は注意)
12 空気中にしばらく浮遊している可能性がある
ゆえに換気が必要
※ 再陽性の報告もある。2月28日に陽性が出て入院。3月9日には回復陰性になり退院したが、3月31日に再陽性になった方も。岡田教授によると「ウイルスが体の中に少量残っていて、また出てしまう事も多くの中にはある」と。割合的には少ないのかもしれないが、再燃する人もいる。
感染対策 (外出時、家庭内など共通する注意点)
感染者は症状が出ない人でも喉にウイルスがかなりの量があり、人に移す可能性があると言われています。若者が感染し症状が軽いからと言って外出し、高齢の方にウイルスを移してしまったら本人は軽症で済んでも高齢の方は重症化する可能性もあります。このため、おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に住まわれているご家庭は特に注意が必要かと思います。以下の感染対策が重要です。
✩接触感染で気を付ける場所
外出先では、電車やバスなどの吊り革・エレベーターやトイレのボタン、エスカレーターの手すり、ドアノブ…など。家庭内では、コップ、冷蔵庫などの取っ手、背もたれ、全ての蛇口(台所、洗面所、お風呂場など)・・・皆がよく手で触る場所ですね。また、人間は無意識の内によく顔を触っている。1時間平均で23回位触っているというデータもある。そのうちの半数が目・鼻・口という粘膜の部分。こういった事実を意識しながら対策を考える必要があります。
✩人と人との距離について
飛沫感染の注意点は腕を伸ばしてみて、相手に当たらない位の距離が必要と言われています。しかし、これは最低限の距離なので、出来ればさらに距離を取った方が良いとも言えます。
✩手洗い・目の洗浄・うがい、物の消毒について
こまめに固形石鹸やハンドウォッシュなどで手洗いまたはアルコール手指消毒剤を用いた手指消毒を行い、手を清潔に保ちます。石けんと流水の日常的な手洗いだけでは落としきれずに残ったウイルスや細菌を除去するために、さらにアルコール手指消毒を行うことも有効です。消毒用アルコールは70%以上が有効と言われている。
うがいも大切。ウイルスは喉に付着しやすい。うがい薬をコップ入れ数回のどをガラガラと消毒した方が良い(塾では毎回、来塾した際に必ず生徒にうがいをするように指導しています)。また、こまめに水やお茶などを飲み喉を潤すことも有効。ウイルスを流しウイルス濃度を高めないことが大事。
物の表面の消毒には次亜塩素酸ナトリウム (0.1%) が有効であることが分かっている。家庭用塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)を0.02%(2リットルのペットボトル1本の水にペットボトルのキャップ2杯(10ml))や次亜塩素酸水などをぺーパータオル等に十分含ませて拭くことが有効です。(界面活性剤も効果がある)。塩素系洗剤は換気等にご注意下さい。
✩マスクについて
実はインフルエンザも新型コロナウイルスもマスクによる感染予防は効果が低いと言われています。それは、マスクの網の目はウイルスよりも大きく、ウイルスがマスクを素通りするからです。
しかし、だからと言ってマスクをする意味がないとは言えません。咳やくしゃみをした時に飛沫を周りに飛び散らかさない効果(他人に移さない)やマスクをする事で顔を触る行為を防いだり、精神的な安心感が得られる。「ウイルスに気を付けよう」という意識を高める心理効果などもあると思います。ただし、屋外などでは、相当混み合っていない限り、マスクの効果はあまりないと言われています。
マスクは繰り返し使えるのでしょうか?当然ですが、そのまま何日もマスクを使ってはいけません。マスクの外側のみならず内側も汚れてきます。カビなどの菌が繁殖(増える)しやすくなります。仮にウイルスが無くても他の病気になる可能性が出ます。ただし、布製のマスクなら洗って使い回す事が出来ます。不織布のマスクは基本的に繰り返し使用はやめ方が良いと思います。
それでも「どうしても」という場合は、アルコールスプレーをマスクの外側に吹き付ければ、少しは繰り返し使用出来るかもしれない。除菌スプレーの場合は効果がよくわからないので、やめた方が良いかもしれません。不織布のマスクはアルコールを吹きかけたとしてもあまり多くの回数を使用しない方が良いかと思います。
✩換気について
換気の悪い場所に行かない。家庭の場合は換気を定期的にする。外出時も換気の悪い場所は避ける。昼間は室内を1~2時間に1度、5~10分程度窓を開け、空気を入れ替える。
✩ 潜伏期間について
潜伏期間(潜伏期)とは、病原体に感染してから、体に症状が出るまでの期間、あるいは感染性を持つようになるまでの期間のこと。病原体の種類によって異なる。インフルエンザの潜伏期間は1日~4日ですが、新型コロナウイルスの潜伏期間は2〜14日間(多くは5〜6日。中央値は5.1日というデータも)と言われています。期間が長いのでより注意が必要。また、感染者は14日間の健康状態の観察が推奨されています。つまり、潜伏期間と発症期間を合わせるとかなりの期間の安静が必要です。
最近になって無症状、もしくは軽い症状のみのウイルス保有者、あるいは潜伏期間中でまだ初期症状がない人からも感染しているというエビデンス(証拠)が蓄積されつつあるようです。
ある研究によれば、新型コロナウイルスの感染力が一番高まるのは症状が出る前と症状が出てからの1週間という説も。潜伏期間中、感染している人の体内ではウイルスが培養され続けていて、鼻と口から感染源のウイルスがばら撒かれていると言われています。新型コロナウイルス感染症の症状が軽かったり、自覚症状がない人は、症状がはっきりしている人よりも感染力が弱いとはいえ、感染者だという自覚がないまま社会に出て感染を広げてしまっている可能性があるのです。
家庭内の感染対策
家にウイルスを持ち込まない対策! 帰宅時、または普段からやること
① 上着は玄関に掛ける
② 家の中のものを触る前に玄関ですぐに手を洗浄(またはすぐに洗面所に行って洗浄)
➂ 服はすぐに部屋着に着替えて衣類は洗濯機に入れる
④ マスクは帰宅後にすぐに袋に入れて捨てる(再利用する時は早目に洗濯する)
⑤ 手洗い、うがい、洗顔は勿論のこと、早めに入浴する
⑥ マスクを取る時に表面を触らないように、指を二本立ててゴムの中に指を入れ、両側に離しながら外してそのまま捨てる。ゴミ袋に入れて封をして捨てる
⑦ テーブル、イス、家具などを清潔に保つ
基本的には自分が外で汚染されていると考えて、その汚染されたウイルスを家に持ち込まないようにするにはどういう行動が必要という意識が大事。
感染拡大のリスクを高める3条件
密閉・密集・密接を避ける
換気の悪い密閉空間 (屋内の閉鎖的空間)
多数が密集して過ごす場所
近距離での会話や発声をする密接場面 (人と人とか至近距離で一定時間交わる)
※しかし、日本では3密ばかりが重視されていて、接触感染の予防意識が低いのでは?と指摘する知識人・専門家もいます。3密は勿論重要である事は間違いがないと思いますが、同時に接触感染にもお気を付け下さい(人間は知らないうちに様々なモノに触れている)
検査までの流れ (今、3つの検査法が有力)
PCR検査とは
新型コロナウイルスの感染を調べるためには、現在PCR検査がメインに行われています。PCR検査は公的医療保険で出来るようになりましたが、インフルエンザの検査のようにどの医療機関でも出来る訳ではありません。「検査設備が整っていない」「検査ができる医師がいない」「病院に感染者が一気に集まると集団感染・院内感染が広がる可能性がある」・・・・などの様々な理由があるために、定められた「帰国者・接触者外来」を受診し、医師が必要と認めた場合に限られる。感染指定病院など限られた場所でなければ受ける事は出来ません。
では、新型コロナウイルスに感染している可能性がある場合はどのようにしたら良いのか?基本的には下記の手順によって検査を行います。
1 まず、熱や咳などの症状があった場合、直接帰国者・接触者相談センターに相談する。または、かかりつけ医に相談する。(この際は相談・受診時に注意。感染していた場合は院内感染につながる。電話で病院に相談したり、現在はオンライン診療なども増えてるので利用する・・・など)
2 相談センターが「検査が必要」だと判断すると、帰国者・接触者外来を受診。かかりつけ医から帰国者・接触者外来に連絡をする。 (感染症指定病院の発熱外来など、特定の病院が案内される・・・・・はずです)
3 そして、医師の判断でPCR検査が受けられる
しかし、緑字注意!本来は緑字部分は検査数を増やすために最近改定されたルールなのですが、現在、そのしくみはまだ機能していないと言われています。直接指定病院に連絡がつくとなると、指定病院の負荷が掛かるため、一旦、帰国者・接触者相談センターで振るい分けをしてからという形が今も続いているようですので、緑字の方法が可能かどうかは時間を待つ必要がありそうです。
PCR検査が受けられる場所
国立感染研究所、検疫所、地方衛生研究所、保健所、民間検査会社(現在少ないので増やす必要があると言われている)、大学、医療機関。
スマート・アンプ法とは
神奈川県と理化学研究所が開発。神奈川県で最近始めた検査法です。精度はPCR検査と変わらず、検査時間も短縮できるので、1日の検査数はPCR検査より倍に増やせる。県は、「神奈川県衛生研究所において、開発した「Smart Amp法を利用した新型コロナウイルスの迅速検出法」を、新型コロナウイルス感染症の行政検査に直ちに活用いたします。また、関係行政機関、研究機関、大学及び医療機関等と連携して、新型コロナウイルスの迅速検出法に関する実証研究を推進して行きます」とのこと
白鴎大学の岡田晴恵教授は、「これから患者さんが増えますから、これは行政検査ではなく保険適応の診療のための検査ですから、もっと民間に開放して欲しい。そうしないと流行の時に発熱外来で患者さんの確定診断ができませんので、衛生研究所の方は行政検査をやって頂いて診療のための検査は民間にお任せして頂くという窓口を・・・基本に返って頂けたらなあと思います」と。
抗体検査とは
また、今、注目されている検査に抗体検査というのがあります。PCR検査は医師が患者の粘膜から検体を取る必要があるので、飛沫などで医師が感染する心配があるが、抗体検査は血液1滴で検査出来るため、医師への感染を防げる。PCR検査は平均6時間掛かるが、抗体検査は約15分で結果が出る。既に検査キットは海外で開発されている。デメリットは抗体の反応を調べるため、感染して抗体が出来るまでに時間(1~2週間)が掛かるので、感染直後の判定には使えず、早期の診断には不適切とも言われている。また、精度もPCR検査に比べて落ちるという指摘もある。ただ、日本感染症学会の理事長である東邦大学の舘田一博教授は、「今後、可能性のある重大局面では重要な役割を担うようになる」と期待している。
トリアージとは 医療崩壊を防ぐ有力な方法
今回の場合のトリアージとは「入院患者が増えたら、患者の入院先を症状の重さによって振り分け医療崩壊を避ける」ことです。患者数が増えれば医療崩壊につながりかねないので、それを避けるために特に大都市圏では人口が多く沢山の患者さんがこれから増える可能性があるので必要になってくると思います。本来は国がもう少し具体的なトリアージの方法を示し自治体に要請する位の積極性が必要だと思いますが、ご存知の通り、国は今回の件で常に後手後手に回っています。例えば、大阪府の場合、この点の意識が高くトリアージのシステムを公開しました。
大阪府の例でいうと、入院フォローアップセンターという組織が振り分けを行います。症状の重い順から軽い順に、「専門病床」 → 「一般病床」 → 「閉鎖されている病棟の活用」 → 「ホテル」 などの宿泊施設等、4段階に振り分け隔離し感染を広げないようにする有力な方法です。そして、その基準をはっきりさせることが非常に大事だと思います。神奈川県でもこのような取り組みが進んでいて、症状別に三段階に分けて施設を確保する方向性で調整しているようです。少しばかり安心しましたが、問題はこれからですね。
最後に
最後まで見て頂き、ありがとうございます。ご存知の通り世界的な大問題に直面しています。正確情報の元に私達一人ひとりが出来る事を実行する事と自治体や国がやるべきことをして頂くことで、感染拡大を防ぐしかないと思います。その際に、杓子定規にとらわれず、どうしたら本当に感染を防ぐのかを考え判断しなければなりません。
例えばですが、マスクをしっかりしているのにトイレ後の手洗いを2~3秒で済ましていては、全く感染対策になっていないと思います。マスクはあればした方が良いと思いますが、むしろ手洗いの方が圧倒的に大事です。このような不適切な行動は、マスクや手洗いに対する情報(意味合い)が不足して所から来ることによって、的確な行動が取れない例だと思います。
私達は身近な感染予防をしながら協力し合うしかありません。それぞれの世代で危機感を感じずに街に繰り出し宴会を開いたり三密を守らないケーは最悪ですが、人の少ない公園に散歩に出ても大丈夫ですよね。大雑把な枠組みに囚われず、個々のケースのそれぞれについて、危険性・安全性をよく考えて判断すべきだと思います。
今、医療従事者の一部に「タクシーに乗れない」とか、そのお子様が「学校に来ないで自宅待機して下さい」等の差別をされているとある番組で見ました。あってはならない事です。私達は医療従事者のお蔭で病気が治ったり、心掛けを新たに的確な行動をする事が出来るようになったりします。国民のために頑張られている医療従事者には感謝の念を表すべきであり差別などとんでもない話です。「恩を仇で返す」とはこのこと。医療従事者の皆様方のご健康を祈りながらこれからもご活躍出来ることを願っております。
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